入院生活

入院2日目…手術

いよいよ手術!
長いです。

15時50分に手術室着ということで、
15時45分に看護師さんが部屋までお迎えに来てくれました。
点滴の棒をガラガラ押して、
あー頭痛いし気分悪いなぁ…と思いつつ、
旦那のいる談話スペースを
「行ってくるわ〜…」と力無さげに通り、
手術室に向かいます。
手術室までは、3〜4つ自動ドアを通り、同じような廊下を何度も曲がって迷路みたい!

今回の手術は下半身麻酔で、
背中に麻酔を打つと言われていたので、
その麻酔が一番不安に思ってました。
麻酔さえ終わればあとはいける!
歩きながら、看護師さんに
「麻酔痛いですか…?」と聞くと、
「痛いって言われる方も居ますが、
ギャーって叫ぶ人はいないですよ〜
最初の局所麻酔は少し痛いかもですが、
それが効いてくると、
そのあとは押される感じっていいます」
と教えてもらいました。

最後の自動ドアが開くと、
2人のオペ室ナースが待ってくれていました。
1人は20代男性、1人は少し年配の女性で、
「今日の手術を担当します、○○です。……」
と自己紹介してもらい、名前と手術内容を尋ねられます。
ここら辺から、頭痛と吐き気はすっかり忘れ、
ドキドキドキドキと緊張し始めました。

いざオペ室へ!

では行きましょうか〜
と男性看護師さんに言われ、
また自動ドアを2つほど通り、
入った瞬間、
「さむっ!」

ショーツに、手術着を羽織っただけやったし、
入院病棟は暑いぐらいやったので、びっくり!
これで手術着脱ぐのキツイな〜と思いました。

オペ室では、主治医の先生が待っていてくれて、
「寒い〜?24℃ぐらいやけどな〜
病室が暑いから…」と一言。

そこから、手術の準備が始まります。
胸には心電図を取るシールがペタペタと貼られ、
右腕には血圧計、指には酸素濃度を測るクリップがつけられます。
一つ一つ説明しながらつけてもらいました。
私の体に触れたり、はだけるような作業は全て女性の看護師さんがしてくださいました。

1番の不安!麻酔

全ての装置がつけ終わり、いよいよ麻酔です。
まずは局所麻酔を打って、
そのあと本番の脊髄くも膜下麻酔を打ちます。
背中のことなので、何されてるか全く分かりませんでした!
とりあえず、
手術台の上でお山座りをして丸くなりました。

「局所麻酔しますね〜」

緊張で足がマンガみたいにガクガク震えてました笑
動かんように、
女性看護師さんが前から体を抱えてくれてたけど、
震えが止まらん!笑

主治医の先生が打つ前に、
「…側弯やねぇ…」
とぽそっ。

そくわん?
「言われてことなかったです〜」
みたいな会話をしてる間にプスッと。
普通に耐えられるぐらいの注射です。
そのあとの麻酔は、ぐっと押されて、
ゾワッと背中に何か広がっていく感じが、
痛いような、気持ち悪いような…
それから少しずつ、下半身がポカポカしてきます。
ネットで見たポカポカはこれか!と思いました。
そこから麻酔が効くまで10分弱ぐらいかな?
準備をしてもらいながら色々話しました。
麻酔が終わって、緊張はなくなりました。

主治医「4番目で遅くなってもて…」

私「先生が朝から全部一人で手術されてるんですか?」

主治医「そうよー。」

私「すごいですねー!4人目で疲れてミスらんといてくださいねー笑」

主治医「大丈夫!私失敗しないので…たぶん。…あんまり?…ほとんど?」

男性看護師「それ手術始まる前に一番言うたらあかんやつです笑」

主治医「だって人間やから絶対はないでしょー!」

みんなで笑笑…なんて和やかな雰囲気!

男性看護師「有線何聴きますー?」
と言いながら、番組表を見せてくれます。

私「洋楽がいいです」
男性看護師「じゃぁこれにしときましょか!」

思ってた手術室と違う笑

産婦人科の診察のカーテンと同じように、
顔の前にはバスタオルで仕切りがされていて、
だんだんと足の感覚がなくなってきていたので、
足が上げられてるのか、
開かれてるのかすら分からなかったです。

男性看護師さんはほとんど頭の方で、
血圧や心拍数などの報告をされていました。
私の意識がはっきりしてる手術やから、配慮してくれてたんかな?
まぁもうここまできて恥ずかしいとかないけど。
ショーツを取ってもらうのですが、
正座で足が痺れた時に触られるゾワッとする感じ!
アレでした。

保冷剤を使って、どこまで麻酔が効いてるか調べて、
お腹の上まで効いてたので、いよいよスタートです。

「(名前)さんの円錐切除手術始めます」

みたいな感じで、お、手術っぽい!

たぶん器具を入れたんかな?
「これ痛い?」って聞かれたけど、
もう触られてるか触られてないのかも分からないぐらいでした。

そこからは、痛みもなーんにも感じない。
焦げた匂いがしてました。

途中、有線で、ボン・ジョビのIt′s my lifeが流れて、
主治医「この有線選んだん誰よー笑」
私「私です!」
男性看護師「きんにくん感!」

そこから、イントロクイズ始まったけど、
ロックばっかりで全然分からず…
男性看護師「チャンネル替えましょか!」
また番組表を見せてもらい変更!
手術中にそんなんあるんや…笑

私「手術室っていつもこんな感じなんですか?」

男性看護師「そうですね~。他の科の手術室は別の部屋ですけど、作りはだいたいこんな感じです。」

私「なんかもっとドラマみたいに、メス…みたいな感じかと思ってました!」

主治医「あんなんではないね笑」

下半身麻酔で手術って、
もしかして私、結構貴重な体験なのでは!
と思って、
キョロキョロ見渡しました笑

そうこうしてる間に、
主治医「取れましたよー」
私「もう!?」
主治医「もう!!止血していきますねー」

また焦げた匂いがしました。

その間も、男性看護師さんが心拍数や血圧の報告をしていて、
「初めての手術でここまで安定してる人珍しいですよ」
って言ってもらいました。

全然痛くないし、
会話楽しいし、興味しかないし、
テンション上がりっぱなしでした笑

麻酔が効いて、手術が始まってからは20分ぐらいかな?
すぐに終わりました。
オムツをつけてもらい、
手術着を着せてもらい、終わりです。

主治医「切ったやつ旦那さんに見せてもいい?」

私「いいですけど、旦那、注射とか自分の血見ても気分が悪くなるタイプなんで、見たいか聞いてから見せてください」

主治医「分かった。(名前)さんも見る?」

私「見たいです!」

男性看護師「だいたい女性は見たいって言われます。男性は見ない人多いですね〜」

…そうなのか笑
見せてもらうと、直径2センチぐらいのドーナツ型の塊で、
焼き切ってるので少し周りが黒く焦げてました。
先生は丁寧に容器から出して、蓋の上で説明してくださいました。

手術台に乗ったまま手術室を出て、
病棟の看護師さんと手術室の看護師さんとで4人ぐらいでかな?病棟のベッドに移してもらいます。
まな板の上の魚ってこーゆーことか!ってゆーぐらい動けんくて、何もできない笑
先生方と手術室の看護師さんにお礼を伝え、
病棟に戻ります。
良い方々でよかった!!
なんか…楽しかった!笑

戻る途中で旦那が待っていてくれました。

私「切り取ったん見た?」
旦那「いや、見んかった笑」
あ、やっぱり笑

貴重品BOXの鍵を受け取り、旦那は帰りました。

そんな感じで、私の手術は無事終わりましたとさ!
手術室に行く前より、元気になって帰ってきました。

手術翌日の朝ごはん

・炒り卵
・酢の物
・お味噌汁
・白米

おかずは少ないけど、味が濃くて、ご飯が進みました。
ご飯が多いので、お腹も満足です。

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